こんにちは、お天道農園代表の 安孫子 陽平と申します。2022年から故郷の山形県 山辺町で農業を営んでいます。農家になる前は東京で会社員をしていまして、その前は東京で大学生をしていました。「こんな田舎嫌だ！」と18歳で山形を出て都会で暮らし、山形には年に1度帰省していました。帰省するたびに、「地元の環境いいなぁ、広い青空とか、田んぼ、さくらんぼ畑綺麗だなぁ、身体に合うなぁ」と感じたり、「帰省するたびに町の中のさくらんぼの樹、伐採されて切り株だけになってる。なんか寂しいなぁ」と感じていました。会社員として働く中で転機があり、祖父祖母がさくらんぼ農家だった縁もあって、地元に戻って農家になりました。

「農業は大変でしょ？」「サラリーマンの方が良かったでしょ？」とよく言われてきました。たしかに農業は大変です。自分ではどうにもできないことがたくさん起こります。大雑把に言えば、お天道様のご機嫌次第。災害級の異常気象の前では手も足も出ません。他にも、書こうと思えば書ききれないほどの愚痴が出ます。

それでも、お天道様を見て、作物を見て、できることを全てやって、よい作物が栽培できたとき、その作物を食べたお客さんが「おいしかった！」と言ってくれたときが嬉しくて、大変でもやっていけるなぁ、楽しいなぁと感じています。

「こんなの初めて食べた！」と言っていただけるようなおいしい作物づくり。

そしてそれを通して、増えていく耕作放棄地を少しでも減らすこと。緑豊かな故郷の風景を維持すること。

これら2つのため、故郷で農業を営んでいます。どうぞよろしくお願い申し上げます。